ビタミンCは健康維持に必要な成分で、
ストレスによるダメージを防いだり、免疫力を高め風邪を予防したり、
美肌効果、骨粗鬆症を予防することが期待できます。
しかし残念ながら、正しい方法でビタミンCを摂取できていない場合が多いようです。
ではどのように摂取すればいいのでしょうか。
一般的なビタミンCの製品は、1度に200~500mgのものが多いため、
その量では十分にビタミンCの血中濃度が上がらず、活性酸素に対抗することが出来ません。
ビタミンCと血中濃度の経時的変化を示したデータでは、
1g以上のビタミンCを摂取することにより血液中のビタミンC濃度が高まることが報告されています。
また抗酸化作用を期待するためには1度に2000mgの高濃度のビタミンCを摂取することが必要であると報告されています。
しかし一般的なビタミンC製品は200~500mgのものが多く十分な効果が期待できません。
グラフの横軸が時間経過で、一番下の折れ線グラフを見ると200㎎では血中濃度が上がらないことがわかります。1g以上の摂取で初めて量依存的に吸収が上がることがわかります。なおビタミンCの、抗酸化作用を期待するには2g以上の摂取がより効果的と考えられています。
ビタミンC 2,000mgの摂取は顆粒(粉末)で摂るようにしましょう。
錠剤は賦形剤の割合が高く、ビタミンC 2,000mg摂取となると、賦形剤も1度に多量に摂取しなければなりません。
賦形剤の多量摂取により、肝臓にダメージ(炎症等)を及ぼすリスクが高まりますので、顆粒(粉末)で摂るようにしましょう。
では顆粒であればどの製品でもいいのか?
残念ながら不純物が混入している粗悪な製品も少なくありません。
形状 | ビタミンCの純度 ※ビタミンCの割合です。 |
打錠 | 34.5% |
チュアブル | 41.7% |
粉末 | 96.2% |
免疫システムを助けるビタミンDに
オメガ3(DHA、EPA、αリノレン酸)をプラス
風邪やインフルエンザの予防に
ビタミンDサプリを服用することで風邪、インフルエンザの予防に有効であるという論文が、世界5大医学雑誌の一つである、ブリティッシュメディカルジャーナルから2017年に発表されました。ビタミンDは、免疫システムを助ける効果があり、ビタミンDの摂取により英国で300万人以上の風邪やインフルエンザの発症を減らす可能性があるという内容です。
また、日本の子供を対象にした研究でも、ビタミンDを毎日1,200IU摂取したグループではインフルエンザにかかりにくいという報告があります。
前立腺肥大症の予防・抑制に
ビタミンDは前立腺や膀胱に存在するビタミンD受容体を介して前立腺細胞増殖抑制、過剰な平滑筋収縮の抑制、抗炎症作用が報告されており、前立腺肥大症の進行を抑制する可能性があります。またビタミンDをサプリメントや食事で摂取することが多い人で有意に前立腺肥大症の発症が少なかったという報告があります。
がんの発生率を減少させることが報告されています
がんと診断されるリスクを下げるだけでなく、がん患者の生存率を高めることが報告されています。特に前立腺がん、結腸がん、膀胱がん、子宮がん、食道がん、直腸がん、卵巣がん、乳がんなどで報告されています。
糖尿病・高血圧の予防・抑制に
高血圧に対して、減塩よりもビタミンDを補充するほうが、血圧を下げる効果が大きいことが報告されています。またビタミンDに糖尿病の予防効果があることも報告されています。
これらは個人的な見解ではなく、いずれもエビデンスレベルの高い論文に投稿された内容をまとめたものです。ハーバード大学医学部大学院教授のサンジブ・チョプラ教授はその著書の中で、「私が常用しているサプリメントはただひとつ、ビタミンDだけで1日4000IUのビタミンDを摂取している」と書かれています。このようにビタミンDは世界的にも著明な医師が認めるサプリメントと考えられます。
参考著書:ハーバード医学教授が教える健康の正解、ダイヤモンド社
赤ワインなどに含まれる
ポリフェノールの一種「レスベラトロール」
レスベラトロールは赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種です。
長寿遺伝子とよばれるSirtuin遺伝子を活性化することが知られており、2006年にBaurらがNatureという世界最高峰の論文にこのことを掲載して一躍有名になりました。
内容は高カロリー食により寿命が短くなったマウスがレスベラトロールを投与することにより、その寿命が改善したというものです。その他、認知症の発症抑制効果や動脈硬化を予防することが報告されています。
しかしこのように抗老化を発揮するためには毎日最低でも3~4杯以上の赤ワインを摂取する必要があり、これはアルコール性肝障害などの危険性があるためあまりお勧めできません。当院ではトランスレスベラトロールを配合したサプリメントをご用意しています。
ご注意
注目!まさに“理想的”
α-リポ酸の抗酸化作用
α-リポ酸はビタミンCと同様、強い抗酸化作用があり、
様々な疾患の治療や予防に使われています。
体のあらゆる細胞を錆びつかせることでその機能を低下させ、病気や老化を引き起こす「酸化」。それを防いでくれるのが「抗酸化物質」です。
通常、抗酸化物質は①細胞の内外に作用するもの②細胞の膜に作用するものに分かれますが、α-リポ酸はその両方に作用します。さらにコエンザエムQ10やビタミンCなど他の抗酸化物質の働きを助ける作用も持っている、まさに理想的な抗酸化物質なのです。
通常1日100~200mg摂取することをお勧めいたします。
α-リポ酸は糖類を燃焼してエネルギーにする際に必要な栄養素です。体内にα-リポ酸が豊富にあると糖をスムーズにエネルギーに変換し、血糖値が上がりすぎるのを防いでくれます。この効果からヨーロッパでは糖尿病に対するα-リポ酸を使った治療が保険診療で行われています。
糖尿病で恐ろしいのは様々な合併症です。α-リポ酸は血糖により血管が傷つくのを防いでくれるため、特に糖尿病性の神経障害に有効です。糖尿病患者さんがα-リポ酸を摂取することで、手や足の痛み・しびれ・焼灼感、自律神経症状(ED、下痢など)の改善が期待できます。
α-リポ酸は血液中の重金属を捕まえて金属毒性により体がダメージを受けるのを防いでくれます。さらにα-リポ酸は血液脳関門を通って脳にまで届く栄養素です。脳は特に鉛や水銀などの重金属を蓄積しやすいため、非常に優秀な重金属解毒作用を持っていると言えます。
α-リポ酸は糖類の燃焼を促進してくれる栄養素です。
そのため摂取することで糖の燃焼が促進され、ダイエットの効果が高まると考えらます。
アンチエイジングのカギとして
注目されているNMN
NAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)は生きるために必要なエネルギーを産生する補酵素で、もともと体内に存在しますが加齢とともにNAD量は減少します。NADそのものを摂取しようとしても、そのままでは消化管で分解されるため体内には吸収されません。そこで注目されているのがNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)です。
NMNはビタミンB3から作られる食品成分で、摂取後NADという補酵素に変換され、サーチユイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化されサーチュイン酵素が作られます。このサーチュイン酵素が増えることで老化抑制に関与するメカニズムが働くと考えられています。このため有望なアンチエイジング対策として世界中から注目されている成分です。
NMNはブロッコリーや枝豆にも含まれていますが、しかし微量のため十分量を摂取するのは難しいとされています。そのためエイジングケアとしてNMNを効率的に摂取するにはサプリメントが有効で1日あたり250mgのNMN摂取が必要と考えられています。
その成果は2021年に米国科学誌「Science」のオンライン版に掲載され、NMN1日250mgを10週間摂取することにより糖代謝の改善と筋肉の再構築を促す遺伝子の働きが高まったことが報告されています。また東京大学の研究グループによるとNMN摂取により、握力や歩行速度の改善が確認されたと報告しています。加齢によって減少したNADを増やすNMNがアンチエイジングのカギになると考えられます。そのためNAD量の減少する、40~50代からのNMN補給が有効と言えそうです。
NMN摂取により期待される効果
NMNサプリについて
主な副作用とリスクについて
副作用は極めてまれですが、過剰摂取により便秘、下痢などの症状が出ることがありますので、過剰には摂取しないようにしてください。また妊活中や妊娠されている方、白血病・リンパ腫などの血液腫瘍に罹患している方では内服を控えるようにしてください。
生命活動の源“ミトコンドリア”を増殖、
活性化する成分オレアビータ
オリーブ葉抽出物(オレアビータ)とは、2006年にイギリスの科学誌「Nature」にも掲載されたフランスルイパスツール大学の研究チームによる発見をもとに、ミトコンドリアに着目して産学連携で開発された機能性成分です。摂取によりミトコンドリアを増殖、活性化することが報告されています。ミトコンドリアはほぼすべての細胞内に存在し、特に筋肉内に多いといわれています。このためサーキットトレーニングなどを行うとミトコンドリアが増殖、活性化されます。ミトコンドリアが増殖、活性化されると、代謝が向上し、体脂肪減少、筋肉増加、運動パフォーマンス向上などのダイエット効果が期待できます。また脳内でのミトコンドリア生成合成促進が確認されており、認知症予防、うつ予防など認知機能が改善することが報告されています。
※これらは研究結果であり、実際に予防・改善することが認められているわけではありません
肌老化の元凶である
紫外線を強力にブロック
フランスで生まれた抗酸化酵素が豊富に含まれる
メロンから作られたメロングリソディン
活性酸素は体内に細菌、ウイルスなどが侵入してくると、その酸化作用により、細菌やウイルスを殺菌、分解し、生命維持に必要不可欠な役を担っていますが、ストレスなどで活性酸素が必要以上に発生してしまうと、正常な細胞までも傷つけられてしまい、シミ、シワ、たるみ、ガン、動脈硬化、糖尿病などの原因になります。
健康で美しくなるために、われわれの体の中には活性酵素を取り除く力を備えています。それが抗酸化酵素ですが、残念ながら加齢とともに減少していき、抗酸化酵素が減少すると老化が加速すると考えられます。メロングリソディンの摂取により、血中、肝臓中の3つの抗酸化酵素(SOD、ガラクターゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ)が増加し、抗酸化酵素誘導効果が確認されており、体内で活性酸素を除去することが期待されます。またメロン由来SODには、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性が報告されています。メロングリソディンは、外用薬など日頃のシミ予防との併用で肝斑症状を大幅に改善する効果が報告されています。メロングリソディンを摂取し続けることで、肝斑の予防効果や、できてしまった肝斑を改善する効果が期待できます。
※これらは研究結果であり、実際に予防・改善することが認められているわけではありません
生活習慣や紫外線による肌ダメージと
育毛サイクルをDNAレベルでケア
AC-11(エーシーイレブン)の原料であるキャッツクローは南米原産の植物で、WHO(世界保健機構)が公式に薬用植物として認定しています。このキャッツクローから特許製法により、高濃度なDNA修復促進成分がAC-11には含有されています。このDNA修復促進成分はFDA(アメリカ食品医薬品局)が世界で初めて認めたDNA修復促進成分とされています。さらにAC-11の摂取により、17型コラーゲンの産生率を高めることが確認されています。最近の研究では毛包幹細胞のDNAダメージの蓄積により、17型コラーゲンが分解され、薄毛が誘発されることが判明しました。このためAC-11には17型コラーゲンの産生率を高め、その維持をサポートすることにより、薄毛予防・育毛効果が期待できます。またAC-11はⅢ型コラーゲンを大幅に増加させる働きがあることが報告されています。このⅢ型コラーゲンは別名ベビーコラーゲンと呼ばれ、赤ちゃんの肌に多く含まれています。
Ⅲ型コラーゲンを増やすことは、肌のアンチエイジング対策に大変重要と考えられます。さらにAC-11を10日間にわたってヒト皮膚に投与した結果、基底層と基底上層において、メラニンが抑制されていることが判明しました。スウェーデンの大学の研究チームは、AC-11は紫外線ダメージに対するDNA修復促進効果に期待できるという研究結果を発表しました。このことからAC-11は肌の深部からシミを予防し、美白を促進する効果が期待できます。
※これらは研究結果であり、実際に予防・改善することが認められているわけではありません
ぬるま湯で落とせてお肌に負担が少ない
日焼け止め・化粧下地
(AC-11配合UVベースクリーム)
日焼けに対する改善効果を評価した研究では、AC-11(エーシーイレブン)を配合した日焼け止めクリームを塗布した場合、非配合の日焼け止めクリームに比較して皮膚トラブル(炎症、紅斑、水ぶくれ)の発生率が低下したと報告されています。紫外線を含め、急性の皮膚トラブルに対する効果が期待できます。
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